利用者激増の「zoom」にセキュリティ上の脆弱性

新型コロナウイルスの感染対策により、多くの国や地域でリモートワークや自宅でのオンライン学習等が主流となっていますね。

でも日本ではまだまだ浸透していなかったため、現場では大きな混乱が生じているようです。

そんな中、利用者が急増しているのが「Zoom」というビデオ会議サービス。仕事で使ったことがあるという方も多いかもしれませんね!

今回の新型コロナウィルスによる外出禁止命令や自宅待機要請などにより、アクセス負荷がかかったようで動作が不安定になるなどの問題がでていましたが、最近はセキュリティ上の脆弱性の問題が報告されています。

「Zoom」のビデオ通話では「エンドツーエンド暗号化」という通信内容を盗聴できないようにする技術が使用されていないことが判明し、セキュリティ上に深刻な問題を及ぼしかねないとのことから、現在ではサービスの使用停止を呼びかける政府機関や企業が出始めています。

シンガポールのある学校では、Zoomを使用したオンライン授業中に部外者入り込み卑猥なコメントや音声等で授業が妨害されるという重大事案が発生。

被害届を提出するとしており、教育庁でも調査が行われています。

これにより安全性の問題が解決されるまで、教員による「Zoom」の使用は停止すると発表しています。

これはズームの脆弱性を利用した「Zoombombing(ビデオ爆撃)」と呼ばれるサイバー攻撃で、各国の教育機関、政府機関、有名企業も使用の中止を呼びかけ、FBIまでもが使用時には注意するよう呼びかけています。

「Zoom」の使用自体はできるので、もし利用されるのであれば個人情報や企業の重要な情報についてあまり触れないようにするなど対策しておきましょう。

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